FXのリスクについて
FXには、いろいろなリスクがあります。正しく理解してそれを避けること、リスクを小さくする対策をとれるように知識を身につけておくことが重要です。
まず、『為替変動リスク』『流動性リスク』『金利変動リスク』『システムリスク』『レバレッジリスク』の5つを理解しておきましょう。
それぞれのリスクの原因とその対策をチェック
為替変動リスクは、値動きによって損失を被る可能性があるというリスクですが、逆に利益にもつながる可能性もあります。予想外のレート変動が起こった時(マイナスの方向)に、最小限の損失に食い止める損切りという手法をとれるかどうか、為替変動が大きくなりやすい毎月第一金曜日(米国雇用統計の発表日←非常に大きな影響力があり数円レートが動くこともあります。)には、ポジションを持ちこさないなど、大きな損失を未然に防ぐ対策を知っておいてください。
流動性リスクについてですが、これは取引数量が減ってしまい、売買が成立しづらくなるリスクのことです。通常、為替というのは非常に高い流動性があり、24時間ほぼいつでも瞬時に売買が成立します。しかし、いろいろな事情によって売買が少なくなると、まずスプレッドが拡大し、さらに進行すると取引停止となります。
数年前FXで一部に熱狂的な人気のあったアイスランドクローナ円という通貨ペアが、流動性の低下によって実際に売買が停止されたことがあります。
金利変動リスクは、各国の金融政策の変更によって金利が変動するリスクのことです。FXの場合豪ドル円のように低金利の円で高金利の豪ドルを買っていれば、金利差をスワップポイントという形で受け取ることができますが、仮に豪ドルが低金利になって円が高金利になったりすると、受け取りから逆に支払わなくてはならなくなることもあるということです。そこまで極端な例でなくてもいつも毎日100円もらってたスワップがある日突然30円しかもらえなくなった…というケースもあります。
システムリスクとは、インターネット回線が不通になってしまったり、業者のサーバーがダウンしてしまったりすることです。オンライン取引ならではのリスクではありますが、業者の倒産や廃業によってポジション整理が必要になる場合もこのシステムリスクの一つでしょうか。
投資資産自体は、全額信託保全が義務付けられているため保護されますが、吸収合併などで業務の継続がおこなわれない場合期日を指定されてその日までにポジションを整理してくださいとなるケースもあります。
(全額信託保全とは、保証金、含み損益、累積スワップポイントなどを総合した額を信託銀行などに分別して保管することです。)
レバレッジリスクとは、先物取引ならではのリスクで証拠金取引の仕組みを理解していないと強制ロスカットなどになってしまう怖いリスクですから特に注意が必要です。
FXの場合、通常1万通貨を取引単位としていますが、ドル円の場合レートが95円なら本来なら95万円必要です。そこを、レバレッジという概念によって10倍なら9万5千円、100倍なら9,500円で取引ができるという仕組みです。
レバレッジの○○倍というのは、投資効率を指す言葉です。
ただし、FXや先物取引の証拠金取引とは、預け入れした証拠金が担保のような役割をもっているため評価損が証拠金を下回る危険性がでると、強制決済と言ってその時点で取引が強制的に終わりにされてしまいます。
正しく理解するためには、今本当なら何円分の取引をしていて、レートが10銭動くと□円損になるというように、しっかりと管理できる能力が問われます。
